会計の本流を学びたかったのでアメリカのニューヨーク(NY)にいました。1985年から監査法人に勤務し、法定監査や株式公開などの支援をした経験を活かして海外での実務を経験しました。当時勤務していたKWC partners、LLPは今でも提携関係にあります。最先端のNYにいながら、まだまだ企業への会計による支援がかなり必要だと感じました。なぜなら、帳簿が手書きであったり、会社内の組織体制が十分でなかったりしたためです。帰国後も留学生のためや香港・ドバイに進出する中小企業のため源泉徴収票や日本決算書を英訳してきました。さらに銀行から紹介された日本の製薬会社が中国に進出するために決算書が正しいものであることを日本の公認会計士の立場で証明をしたこともありました。また、顧問先の海外進出に歯止めがかからないこともその必要性を感じました。
私がNY大学の日米経営経済研究センターに在籍したとき知り合いになりました東京大学の河合正弘教授をTKC九州会の研修にお呼びしてご講演をして頂いたときに、先生は2005年当時アジア開発銀行の副頭取でしたが、2025年には日本を追い抜き、2050年にはアメリカをもしのぐというシュミレーションをして頂いたことを鮮明に記憶しています。現在の中国は、既に日本のGDPを抜いて世界第2位の地位を築いているのは周知に事実です。このような背景から、海外に特に中国に興味を持ちました。
したがって、これからは日中間の懸け橋として、中国企業、在日中国人のお客様が、安心して私どもに依頼して頂くことで、的確に専門家サービスを提供していきたいと思います。また、最近の調査では福岡は日本で一番住みやすい場所であるし、日本のビジネス拠点として格好の場所であると評価されていることも私どもがサービスを提供する上で一助となれば幸いです。